欧州原子核研究機構(CERN)
ならびに隣接自治体(スイス連邦ジュネーブ州、メイリン市)視察報告

-ILC国際リニアコライダーの誘致に向けて-

■CERNの歴史と成果、今後の予定

1954年 欧州12か国の国際研究機関としてスタート
1971年 陽子・陽子コライダー(ISR)稼働
1976年 大型陽子加速器(SPR)稼働
1983年 陽子・反陽子コライダーでWとZ粒子を発見
1989年 電子・陽電子コライダー(LEP)稼働
2009年 陽子・陽子コライダー(LHC)稼働
     (最初の陽子衝突実験。衝突エネルギーはジャンボジェット機相当程度)
2012年 物質に重さを与えるヒッグスボゾンとみられる粒子をLHC実験で観測

写真⑤ 日本の技術で開発されたアトラス測定器.jpg

写真⑤ 日本の技術で開発されたアトラス測定器

写真⑤ 日本の技術で開発されたアトラス測定器_説明図.jpg

写真⑤ 日本の技術で開発されたアトラス測定器の説明図

写真⑥ 加速器の構造を説明するKEKの近藤博士.jpg

写真⑥ 加速器の構造を説明するKEKの近藤博士

写真⑦ 衝突実験のモニターセンター外観.jpg

写真⑦ 衝突実験のモニターセンター外観

写真⑧ ヒッグスらしき粒子の発見につながる陽子衝突の瞬間を映しだしたモニター室.jpg

写真⑧ ヒッグスらしき粒子の発見につながる陽子衝突の瞬間を映しだしたモニター室

2013-2014年 より高電圧を達成するためLHC加速器を修理
2015-2017年 14Te(1012)Vでの陽子・陽子衝突実験を予定
2022-2023年 HL-LHC(HighLuminosity-LHC)のためのアップグレードをおこなう。
        (LHCの性能を最大限に引き出すプロジェクト)
2030年以降   HE-LHC(HighEnergy-HLC)計画:新しい超電導マグネットを開発しビームエネルギーを2~3倍にする。

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